事例
契約と覚書から満了日・通知条件を根拠付きで出し、人が修正案を決めるデモ
- 区分
- 検証(架空データ)
- 業務
- 書類の読み取り・転記
hirostaの公開デモです。架空の契約6件・覚書2件と管理表を比べ、人が原文を確かめて修正案や確認待ちを記録する流れを試せます。会社・契約・役割・データはすべて架空で、お客様への導入や実業務の実績ではありません。実演モードは事前に用意したAIの出力例を再生し、その場でAIは呼びません。
想定した課題・業務フロー
管理表の日付だけを確認しても、満了日と通知期限の取り違え、覚書で変わった通知条件、通知方法の空欄を判断しきれません。本文と覚書の根拠に戻り、資料が足りない契約を保留したまま、人が修正案の採否と社内の判断日を決めることを課題にしました。
実施内容
架空の契約6件・覚書2件を管理表と照合した検証ラボをもとにしたデモです。契約ごとの比較画面、原文確認と理由付きの判断、社内の判断日と役割の必須化、確認票・修正案・履歴のJSON書き出し、手動取り込みを加えています。精度・正答率・期限の正しさや導入の可否は評価しておらず、時間短縮・費用効果も測定していません。
架空の契約と、比べる範囲
- 条項表8行・管理表6行・想定表6行を契約IDで対応させています。各表はCSVを編集・貼り付けして「CSVを反映」でき、行の追加も試せます。
- Cの覚書M1は通知条件を30暦日前の電子メール到達に変え、第12条に優先します。Eの覚書M2は別途合意した対象取引だけの変更ですが、その取引を特定する別途合意書は渡していません。
- 契約ごとに管理表、AIの候補と根拠、コードが暦日数を引いた日付と差(候補 − 管理表)を比べます。方法・根拠の欠落や日付の順序も確認します。日付は算術上の候補で、法的な期間計算ではありません。
デモで加えた人の判断と、変更後の扱い
- 原文を開き、覚書がある契約は覚書も開いて、判断・記録する役割・理由を入力します。「一致として採用」「修正案を作る」には、通知期限より前の社内の判断日と判断する役割も必要です。
- Bでは満了日を2027-06-30、通知期限を2027-05-31にする修正案と、第11条の根拠を記録できます。管理表そのものを書き換える機能はありません。
- Eは不足資料の別途合意書を求める「確認待ち」にします。不足資料・確認する役割・社内の回答予定日・理由が必須です。本文の60暦日前(2027-07-02、書面到達)とM2適用時の30暦日前(2027-08-01、電子メール到達)を残し、AIや計算でどちらかを選びません。
- 人が書く欄は空から始まり、記録後や開き直した後も理由・チェック・原文を開いた記録は引き継ぎません。版の切り替えや候補の取り込みで既存の判断を解除します。入力を変えた契約も判断を解除して履歴に残し、「再整理待ち」として保存済み候補を使わず、AIも再処理しません。
- 修正案・確認票・履歴を表示し、JSONで保存できます。未判断・再整理待ちの契約も確認票に残します。「抽出・区分の指示をコピー」で入力と指示を写し、任意の生成AIや人が作った候補をJSONで貼り付けて取り込めます。M2がある契約は適用未確定として本文・覚書の2通りを必須とし、デモから外部へは送信しません。
実演モードと、意図的な誤りの教材
- 実演モードは事前に用意したAIの出力例をJSONから再生します。その場でAIを呼ばず、外部API・APIキーは使いません。
- 教材は、EでM2を根拠なく全体へ適用する、Cで通知方法だけ変えて旧期限を残す、Fの更新期間を1年にする、Dで日付差0日だけを見て一致とする4種です。管理表だけを見る(a)と教材の版は、確認待ち・差し戻しの記録だけができ、確認済みには進めません。
- 照合用に意図的に入れた候補で、AIの自然な失敗を観察した結果やモデルの性能評価ではありません。AIやコードが誤りを検出できた結果としても扱いません。
検証した仕組み・業務フロー
工程 1
- 人
- 通常の自動化
契約本文・覚書・管理表を契約IDで対応させる
人が確認する点人が原文と適用資料をそろえます。デモは架空の条項表を使い、実際の契約ファイルは読み込みません。
工程 2
- 人
- 通常の自動化
AIの候補と根拠、コードの日付計算を比べる
人が確認する点AIの抽出・区分は保存済み出力例の再生です。コードは暦日の算術、管理表との差・欠落・順序、想定表との区分を比較します。
工程 3
- 人
- 通常の自動化
原文を開き、修正案・確認待ちと理由を記録する
人が確認する点コードが原文確認と必須項目を制御します。人が不足資料の確認先・回答予定日、修正案の採否・理由、社内の判断日と役割を決めます。
工程 4
- 人
- 通常の自動化
修正案・確認票・判断履歴を取り出す
人が確認する点コードが未判断も含めてJSONを書き出します。責任者と専門家による法的な判断、通知・手続きはデモの外で行います。
使った技術
Node.js、JavaScript、ブラウザの画面、CSV、JSON。Node.js 22以上で動き、npm startでローカルサーバーを起動します。追加の依存パッケージはありません。MIT Licenseで公開されています。
AIと人の役割
AIに任せた範囲
AIは満了日・更新条件・通知の暦日数と方法、覚書の変更範囲と優先の根拠、食い違いの区分と理由の候補を整理する役割です。条項の文はデータとして扱い、覚書の適用・期限・修正の採否は決めません。デモは出力例を再生します。コードは抽出値からの暦日の算術、比較、原文確認と必須項目の制御、判断の解除と書き出しを受け持ちます。
人が確認するポイント
実際の業務では、契約管理担当が原文と管理表を比べ、適用範囲が分からない覚書を責任者や専門家へ確認し、確認後の修正案を社内で判断する想定です。この流れは導入実績ではありません。「一致」は想定表との一致で、期限の確定や解約できるという意味ではありません。法的な判断は責任者と専門家が行います。
検証で扱った課題・制約
- 元の検証ラボで管理表の値だけを確認した(a)は、Bの日付順の異常までは分かっても逆転の根拠がなく、日付順が自然なCでは覚書の未反映を特定できませんでした。Eを保留できたのは、管理表に「適用未確認」の注記があった条件です。
- Eは本文と覚書の2通りの日付を計算できても、別途合意書がなく適用する条件を選べませんでした。Dは日付差0日でも通知方法が空欄で、日付だけでは通知条件がそろいませんでした。
検証から得た学び
- 元の検証ラボで条項表と照合した(b)は、6件の区分と理由が事前の想定と一致しました。一致候補2件、取り違え・覚書の未反映・通知方法の欠落が各1件、判断材料不足1件です。想定表を固定した同じAIが参照できる条件の読み合わせで、独立した評価・人の評価や正答率ではありません。
- 日付を計算できることと、覚書を適用できることは別です。Eは本文とM2適用時の両方を残し、不足する別途合意書を確認対象にしました。
- 元の検証ラボの観察は架空資料の読み合わせまでです。契約ごとの比較画面、原文確認・社内の判断日と役割の必須化、Eの確認票、誤りの教材4種、再整理待ちと判断の解除、書き出し・手動取り込みはデモで加えたものです。
同様の取り組みが向いている条件
- 契約本文・覚書・管理表を対応させ、日付だけでなく通知方法と変更の根拠も確認したい場合。
- 不足資料を集め、適用範囲や期間計算を責任者・専門家に確認してから、人が修正案を判断できる場合。
- 原本と適用資料の管理、承認権限、履歴の保存、機密情報の保護を別途設計できる場合。
補足
実際の契約ファイルの読み込み、管理表の自動更新、通知文の作成・送信、外部接続、AIによる自由な操作・コード実行は行いません。入力と履歴はブラウザのメモリ内だけで、再読み込みで初期状態に戻ります。契約の有効性や解約の可否を確定する機能はありません。実際の契約全文、複数の変更合意、月単位の通知期間、月末・休日、発送と到達が曖昧な条項、更新を重ねた契約は未試行です。実業務には専門家による期間計算と法的確認、永続化と監査、個人情報・機密情報の保護が別途必要です。向いている条件は仕組みと限界から整理したもので、実案件への適用を確認したものではありません。
契約と覚書の満了日・通知条件を確認するデモの公開リポジトリを見る(新しいタブで開きます)関連するガイド・サービス・記事
- 契約6件・覚書2件を原文と照合した元の検証ラボ
- 満了日・通知期限・社内の判断日を分ける管理手順
- 有期雇用の契約更新前に通知書・期間・履歴を確認する手順
- 電子契約の同意状況を管理する手順
- 書類処理AIの業務改善ガイド
- 書類を照合して相違点を確認する事例
- 設定台帳を原記録と見比べて判断を残すデモ
- 資料の修正前後と対象外の変更を比べるデモ
- 書類の読み取り・転記
- 業務別の自動化
- サービス内容・料金
- 事例の一覧
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