事例
契約・勤怠・制度記録と就労証明書の下書きを欄ごとに比べ、人が確認理由を残すデモ
- 区分
- 検証(架空データ)
- 業務
- 勤怠・給与・期限管理
hirostaの公開デモです。架空社員6人の契約・勤怠・制度記録と就労証明書の下書きを欄ごとに比べ、人が根拠を開いて確認待ちの理由と担当を残す流れを試せます。会社・社員・資料はすべて架空で、お客様への導入や実業務の実績ではありません。実演モードは事前に用意したAIの出力例を再生し、その場でAIは呼びません。
想定した課題・業務フロー
下書きの時間が勤怠と同じでも、契約上の時間を記す欄へ正しく転記したとは限りません。短時間勤務、契約変更、対象月のずれ、資料不足を分け、どの資料・時点へ戻って誰が確認するかを残すことを課題にしました。
実施内容
架空社員E1〜E6の契約・月別勤怠・制度記録と下書きを読み合わせた検証ラボをもとにしたデモです。基準日に有効な契約と同じ年月の勤怠をコードで選ぶ比較、根拠の閲覧、人の判断記録、確認一覧・確認依頼の下書き・履歴のJSON書き出し、手動取り込みを加えています。精度・正答率・正しさや導入の可否は評価しておらず、時間短縮・費用効果も測定していません。
架空の資料と、欄ごとに比べる相手
- 基準日は2026年10月23日、実績は9月・8月・7月で、全員固定勤務です。氏名・住所・児童情報・連絡先は含めていません。元の検証ラボで参照した国の記載要領と広島市の様式に沿った抜粋で、証明書の全欄は扱いません。
- No.6は契約上の時間で、短時間勤務制度の利用時も制度利用前の契約へ戻します。No.7は同じ年月の実績、No.12は制度の利用状況・期間・利用後の時間帯と比べます。
- E3のNo.6は通常契約C3、No.12は制度記録S3が根拠です。E4のNo.6は10月1日から有効なC4bと比べ、7〜9月の実績は変更しません。
- E5のNo.7は同じ年月では不一致です。前後の月との一致は月ずれの手掛かりにとどめ、年月表示を勤怠担当に確認します。E6の原契約・8月勤怠・制度記録は資料不足で、メモの「144時間」は期間・単位・休憩の内外が不明なため換算・補完しません。
- 基準日に複数の契約が重なる場合や、同じ年月の勤怠が複数ある場合も、比較先を一意に決められないため資料不足として扱います。
デモで加えた人の確認と、変更後の扱い
- 社員と候補の版を選び、下書き・コードの比較・AIの候補・初期入力用の想定表を並べます。想定表は人が評価した正解表ではなく、全件が人の確認待ちです。初版と修正版を切り替えて比べられます。
- 判断する欄を選び、「根拠の資料を開く」で架空の抜粋を確かめます。No.7は年月ごとに判断できます。人の判断・理由・担当と確認チェックを記録し、「資料不足」では集める資料と確認先も入力します。AIの確認文は読み取り専用で、「下書きを写す」を押したときだけ理由欄へ入ります。
- 記録後は人の入力を消し、同じ欄の再記録を防ぎます。確認一覧・担当者への確認依頼の下書き・判断履歴をJSONで書き出せ、画面でも同じ内容を確認できます。確認依頼は送信しません。
- 契約・勤怠・制度・下書き・メモの表をJSONで編集するか、CSVを貼り付けて表全体を置き換えられます。変更した社員は再整理待ちになり、AIは再処理しません。値や版を戻しても古い候補は復活しません。
- 項目説明と指示をコピーし、人が整理した候補JSONや、任意の生成AIで別途作ったJSONを手動で取り込めます。この画面から生成AIへ送信する機能はありません。取り込み後もコードの比較と資料を開く手順が必要です。
- 入力変更・版の切り替え・候補の取り込みで無効にした判断は、履歴に「コード(入力・候補の変更)」として残ります。どの判断を記録しても、処理状態は発行担当者の原記録確認と発行権限者の承認を待つ「人の確認待ち」のままです。
実演モードと、意図的な誤りの教材
- 実演モードは事前に用意したAIの出力例を再生します。その場でAIを呼ばず、外部API・APIキーは使いません。保存済みJSONはデモ用の候補例で、実行時のモデル出力ではありません。
- 教材には、残業込みの実績、制度利用後の時間、終了した契約、単位不明のメモ、年月をそろえない書き換え案を根拠にした候補を意図的に入れています。AIの自然な失敗を観察した結果や、AI・コードが誤りを検出できた結果ではありません。
- 教材と初版は「確認済み(根拠と一致)」で記録できません。修正版でもコードが一致を示さない欄はこの判断で記録できません。教材の書き出しはタイトルが「【教材の版・照合用】」で始まり、teaching: true が付きます。
検証した仕組み・業務フロー
工程 1
- 人
- 通常の自動化
契約・勤怠・制度記録と下書きの欄を対応させる
人が確認する点人が資料と基準日・対象月をそろえます。AIの対応付けは保存済み出力例の再生です。入力の編集やCSVの取り込みも試せます。
工程 2
- 人
- 通常の自動化
欄ごとの資料と時点へ戻して比較する
人が確認する点コードが基準日に有効な契約と同じ年月の勤怠を選び、一致・不一致・資料不足を表示します。人が比較先を確かめます。
工程 3
- 人
- 通常の自動化
資料を開き、判断・理由・担当と不足資料を残す
人が確認する点人が欄ごとの根拠を開き、理由と担当を入力します。資料不足では集める資料と確認先も必要です。コードが記録条件を管理します。
工程 4
- 人
- 通常の自動化
確認一覧・確認依頼の下書き・判断履歴を取り出す
人が確認する点コードが一覧と履歴をJSONに残します。発行担当者による原記録確認、発行権限者の承認、証明書の作成・発行・提出はデモの外です。
使った技術
Node.js、ブラウザの画面、CSV、JSON。Node.js 22以上で動き、npm startでローカルサーバーを起動します。追加の依存パッケージはありません。MIT Licenseで公開されています。元の検証ラボはPythonの短い試作で、AIが対応付けた値の比較とMarkdown表の出力だけを行いました。
AIと人の役割
AIに任せた範囲
AIは欄と根拠の資料・時点の対応、食い違い、不足資料、確認先、確認文の候補を整理する役割です。資料本文を命令として扱わず、制度の適用や証明内容は決めません。デモは出力例を再生します。コードは有効な契約と同じ年月の勤怠の選択・値の比較、資料不足と前後月との一致候補・想定表の表示、候補の有効性、記録条件・履歴・書き出しを受け持ちます。
人が確認するポイント
実際の業務では、労務担当が基準日に有効な契約、勤怠担当が同じ年月の集計原記録、制度管理担当が制度利用の承認記録をそろえる想定です。発行担当者が原記録と指定様式を確かめ、欄ごとの判断・理由・担当を記入し、確認文の採否を決めます。発行権限者の承認が前提で、導入実績ではありません。実務では自治体の指定様式・説明を優先し、申請先の説明を人が確かめます。
検証で扱った課題・制約
- 元の検証ラボの初版はNo.6と9月実績だけを比較し、E2〜E4を数字が同じとして「一致」と表示しました。契約へ戻すと、残業込み実績・短時間勤務後の時間・過去月の実績との取り違えがありました。下書きの食い違いは最初から含めた設定で、AIが偶然起こしたミスではありません。
- E1は正常な契約と実績の差を「不一致」と表示し、E5は確認すべき月が分からず、E6は単位不明のメモから修正値を決められませんでした。数字の大小だけでは、次に誰が何を確かめるかを残せませんでした。
検証から得た学び
- 元の検証ラボでは資料番号・対象月・契約の有効日・制度記録・確認点を加えた修正版で、6件が事前の想定と整合しました。想定を知る同じAIによる自己照合で、人の評価・独立評価や正答率ではありません。全件が人の確認待ちです。
- 数字が同じでも正しい欄への転記とは限りません。資料なし・利用なし・実績ゼロは別々に残し、不明な単位は換算しません。E6の資料不足は列を増やしても解消せず、原資料を集める工程が必要でした。
- 元の検証ラボのコードは、AIが対応付けた値の比較と表の出力だけです。根拠を選び間違えれば誤った相手と比較します。有効な契約と同じ年月の勤怠をコードで選ぶ比較、前後月の一致候補、資料の閲覧、判断記録と無効化、書き出し、手動取り込み、誤りの教材と記録の制限はデモで加えたものです。
同様の取り組みが向いている条件
- 契約上の時間・月別実績・制度利用後の時間を分け、下書きの欄ごとに根拠と時点を確かめたい場合。
- 原契約・勤怠原記録・制度の承認記録を担当者がそろえ、不足資料と確認先を残せる場合。
- 自治体の指定様式、権限と承認手順、原記録の取得・保管・監査、個人情報の扱いを別途確認・設計できる場合。
補足
「一致」は掲載した架空資料との対応で、証明内容の承認ではありません。「不一致」は値の差です。No.12の空欄と「利用なし」の記録は区別しますが、空欄の可否は判断しません。資料がない欄を「利用なし」「0」で埋めず、実績を契約時間に合わせて修正しません。制度の適用、個別の適法性、保育の認定、証明書の正誤や発行の可否はAIにもコードにも判定させません。証明書の作成・発行・提出、契約・勤怠・制度記録への書き戻し、外部サービスへの接続、メール送信の機能はありません。状態は画面のメモリーだけで、再読み込みで初期状態に戻ります。締め日の違い・不明な有効日の推定は扱いません。月途中の契約変更、変則勤務、休業で対象月を遡るケース、実物のPDF・表計算からの読み取りは元の検証ラボで未試行です。向いている条件は仕組みと限界から整理したもので、実案件への適用を確認したものではありません。
就労証明書の下書きと根拠を確認するデモの公開リポジトリを見る(新しいタブで開きます)関連するガイド・サービス・記事
- 就労証明書の下書きを架空社員6人の資料と比べた元の検証ラボ
- 就労証明書の下書きを確認する一般手順
- 育休復帰前の希望・合意事項と引き継ぎを整理する
- 勤怠・労務の業務改善
- 年休の取得区分と勤怠を確認するデモ
- Web勤怠と給与計算をつなぐ仕組み
- 勤怠・給与・期限管理
- 業務別の自動化
- サービス内容・料金
- 事例の一覧
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