事例
設備台帳と所在・移動・廃棄の記録を比べ、人が不足資料と確認先を決めるデモ
- 区分
- 検証(架空データ)
- 業務
- 経理
hirostaの公開デモです。架空の設備6件の台帳と所在・移動・廃棄関連の記録を資産番号と証拠の種類で比べ、人が不足資料と確認先を決め、判断を残す流れを試せます。会社・設備・記録・担当はすべて架空で、お客様への導入や実業務の実績ではありません。実演モードは事前に用意したAIの出力例を再生し、その場でAIは呼びません。
想定した課題・業務フロー
台帳と同じ名称の設備が見つかっても、その資産番号の現物とは限りません。また、廃棄の予定と処分したとの連絡だけでは、処分の完了を裏付けられません。資産の同一性と証拠の段階を分け、何を誰に確認すればよいか、人が根拠に戻って決めることを課題にしました。
実施内容
架空の設備6件を台帳・所在確認表・移動と廃棄関連の記録で読み合わせた検証ラボをもとにしたデモです。コードによる番号・ラベルの結合、別の現物の参照の検出、同じ異動の再掲整理、人の理由付きの判断、確認票・履歴のJSON書き出し、手動取り込みを加えています。精度・正答率・正しさや導入の可否は評価しておらず、時間短縮・費用効果も測定していません。
架空の設備と、比べる範囲
- 台帳L1は6行(基準は2026-10-19 17時)、所在確認表は6行(10-20 10時)、移動の記録と廃棄関連の記録は各2行です。表の行を追加・編集し、ヘッダー付きCSVの貼り付けで置き換えられます。反映するまでは下書きです。
- コードは資産番号と管理ラベルで照合します。FA-101を探したS01の発見品はFA-106で、S06と同じ現物を指しています。移動の記録M01・M02は同じ異動ID MOVE-01の1件にまとめ、受渡・連絡・予定・処分記録は別の列に表示します。
- FA-104は10-25の廃棄予定、FA-105は10-18に処分したとの連絡だけで、処分記録は全6件で未提供です。名称中心の(a)、番号・証拠の種類で整理した(b)、意図的な誤りの教材を切り替え、コード・区分候補・先に固定した想定表を並べて比べます。想定表は人が評価した正解表ではありません。
デモで加えた人の判断と、変更後の扱い
- 根拠を開き、人が「一致」「修正」「確認待ち」と理由・担当を記録します。「修正」には修正後の区分、「確認待ち」には確認先と、そろえば確認を終えられる資料が必要です。別の現物の参照には追加の確認が必要です。
- 人の入力欄とチェックは毎回空から始まります。AIの不足資料・確認先は「下書きを写す」で明示的に取り込めますが、理由と担当は人が入力します。
- 入力を変えた資産と、その番号・ラベルに関連する資産は「再整理待ち」になり、AIは再処理しません。入力・版・候補の変更で判断を解除した履歴は「コード(入力・候補の変更)」として残ります。
- 照合一覧、確認待ちの資産と不足資料・確認先・空の回答予定日欄を含む経理への確認票の下書き、判断履歴をJSONで書き出せます。ダウンロード前に画面で確認でき、確認票は送信しません。
- 現在の入力と項目説明・指示をコピーし、任意の生成AIまたは人が作った候補JSON配列を手動で取り込めます。デモから外部へは送信しません。取り込みで全資産の判断と閲覧状態を解除し、以前の保存済み候補の有効性は復活させません。
実演モードと、意図的な誤りの教材
- 実演モードは事前に用意したAIの区分候補を再生し、その場でAIを呼びません。外部APIやAPIキーは不要です。結合・再掲整理・比較・判断の状態管理はコードで動きます。JSONの文面は再生用の出力例で、特定モデルの実測結果ではありません。
- 教材は、連絡だけの「廃棄済み」、未発見だけの「紛失」、同じ異動の二重計上、ラベルが読めない現物を名称だけで結び付けた候補の4種です。照合用に意図的に入れた候補で、AIの自然な失敗を観察した結果や、AI・コードが誤りを検出できた結果ではありません。
- 教材の版と名称中心の(a)では「一致」を記録できず、「修正」「確認待ち」だけを記録できます。教材の書き出しには teaching: true を付け、確認票の先頭を「【教材の版・照合用】」にします。
検証した仕組み・業務フロー
工程 1
- 人
- 通常の自動化
台帳・所在確認表・移動と廃棄関連の記録をそろえる
人が確認する点人が資料の範囲と基準時点を確認します。デモは架空の文字表を使い、編集やCSVの反映を試せます。
工程 2
- 人
- 通常の自動化
番号・ラベル・証拠の種類と区分候補を比べる
人が確認する点コードが番号・ラベルの結合、別の現物の参照、異動の再掲、証拠の種類を整理します。AIの区分・不足資料・確認先は保存済み出力例の再生です。
工程 3
- 人
- 通常の自動化
根拠を開き、判断・理由・担当と不足資料を残す
人が確認する点人が根拠を開いて区分への判断を残します。実業務では現物・ラベル・原記録と未調査の場所を確かめ、何がそろえば確認を終えられるかを決めます。
工程 4
- 人
- 通常の自動化
照合一覧・確認票の下書き・判断履歴を取り出す
人が確認する点コードが確認待ちと履歴をJSONに残します。確認票の送信や台帳反映は行わず、税務・会計の判断は経理や専門家に確かめます。
使った技術
Node.js、ブラウザの画面、CSV、JSON。Node.js 22以上で動き、npm startでローカルサーバーを起動します。追加の依存パッケージはありません。MIT Licenseで公開されています。元の検証ラボでは結合・集計のコードを使わず、AIが文字表を読み合わせました。
AIと人の役割
AIに任せた範囲
AIは根拠の記録番号付きの区分候補、不足資料、確認先の下書きを整理する役割です。記録本文は指示として扱わず、紛失・処分・台帳反映・会計処理は決めません。デモは出力例を再生します。コードは番号・ラベルの結合、別の現物の参照の検出、異動IDの再掲整理、証拠の分類、想定表との比較、判断の保存条件と無効化、履歴・書き出し・画面を受け持ちます。
人が確認するポイント
実際の業務では、設備管理担当が所在確認・移動の受渡・処分関連の記録を集め、経理へ確かめる資料を整理する想定です。商品の数量差ではなく資産の同一性と証拠の段階を扱い、導入実績ではありません。「一致候補」は現物・原記録の確認済みを意味せず、人の「一致」も候補の区分への判断です。紛失や処分を確定する選択肢はありません。台帳へ反映するかはデモの外で人が判断し、税務・会計は経理や専門家に確かめます。
検証で扱った課題・制約
- 元の検証ラボでは名称中心の(a)で、FA-101を同名品の一致候補にした取り違えが1件ありました。管理ラベルを残さないと、FA-106の同じ現物を2つの資産の根拠に使ってしまいます。
- 廃棄関連をひとまとめにした(a)では、FA-104・FA-105の区分を特定できませんでした。予定と連絡を分けると、FA-104は実施の有無、FA-105は対象と処分日を裏付ける記録と、次に集める資料の違いが見えました。
検証から得た学び
- 元の検証ラボの(b)では6行の主区分と理由が事前の想定表と一致し、M01・M02を1異動として扱いました。同じAIが想定表を参照できる条件の読み合わせで、独立評価・人の評価や正答率ではありません。
- (b)でもFA-101・FA-102の実際の所在、FA-104の実施、FA-105の処分の裏付け、FA-103の台帳反映の要否は分かりません。FA-106も原記録の確認待ちです。AIの説明を足しても、処分の証拠自体は増えません。
- 元の検証ラボはAIによる文字表の読み合わせまでです。コードによる結合・参照の検出・再掲整理、証拠の列、人の判断記録、再整理待ちと判断の解除、確認票・履歴の書き出し、手動取り込み、誤りの教材と記録の制限はデモで加えたものです。
同様の取り組みが向いている条件
- 設備の名称だけでなく資産番号・管理ラベルを残し、台帳と現場の記録を対応させて確認したい場合。
- 廃棄予定・連絡・処分記録を分け、不足資料と確認先を決めて現物や原記録を人が確かめられる場合。
- 権限・本人確認・原記録の保管・改変防止・永続化と、台帳反映の承認手順を別途設計できる場合。
補足
「現物なし」は表に書かれた範囲で見つからなかった記載で、紛失・不存在の判定ではありません。「未提供」も記録や異動が存在しないという意味ではありません。紛失・売却・廃棄の確定、申告の対象・取得価額・耐用年数・勘定科目・税額の判定はしません。原台帳の更新・削除、質問や確認票の送信、外部接続の機能はありません。状態はタブ内だけで、再読み込みで失われます。履歴の日時・役割名は本人証明ではありません。番号が欠けた現物、ラベルの読み間違い、複数回の移動、訂正・取消し、実際の証憑・画像・OCR、処分記録がある場合の十分性は元の検証ラボで未試行です。向いている条件は仕組みと限界から整理したもので、実案件への適用を確認したものではありません。
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