1. なぜ、情報の整理から始めたか

外部支援の報告を読む際の照合方法は、GEOツールの点数と、Googleでの表示・訪問・相談を分けて確かめる手順で説明しています。

記事を公開する直前の確認方法は、タイトル・説明文・構造化データを本文と照合する手順で説明しています。

今回の問いは「今ある会社説明・記事・事例を、検討に使える形でどうつなぐか」です。GEO/AEOの定義と一般的な手順は、基本解説へまとめています。ここでは、hirostaが自社HPで行った変更に絞ります。

既存のHPには、業務別ページ、記事、事例、料金の案内がありました。そこで、説明を増やす前に、会社の主事業と各ページの役割を揃え、概要から具体的な判断材料へ進める入口を整えることを優先しました。

改修前のトップも、すでにAI業務改善を中心としていました。今回の変更は、古い事業から全面的に切り替えたものではありません。説明の参照元と情報のつながりを整えた取り組みです。

2. 実際に変えたことと、その判断理由

以下の4つの改修は、履歴と公開記録を照合し、いずれも2026年10月7日(日本時間)に公開された変更として確認しました。過去の画面やアクセス数を再現した比較は行わず、確認できる変更内容と現在のページで説明します。

実装日付きの変更記録

以下はhirosta.comの変更履歴と運用資料を照合して整理した記録です。日付はコミットの日本時間の実装日で、本番への公開日や効果を確認した日とは区別しています。元の履歴・運用資料は非公開です。リンク先では現在のページの説明や導線を確認できますが、過去の差分や実装日を確認できるものではありません。

  • 2026年10月7日:会社・サービス説明の統一。 主事業と会社説明を共通設定にまとめ、トップ・会社概要・サービス等の説明と、既存の会社の構造化データ(Organization)の説明を揃えました。現在の説明は会社概要とサービス・料金で確認できます。構造化データを新設したという記録ではありません。
  • 2026年10月7日:総合ガイドの追加。 AI業務改善の始め方と、業務・記事・事例・相談への入口をAI業務改善ガイドにまとめました。
  • 2026年10月7日:主要3テーマのガイドの追加。 経理・書類処理・問い合わせ対応の判断材料を分け、総合ガイドや業務ページからつなぎました。
  • 2026年10月7日:内部リンクの再設計。 記事・事例・業務ページとガイドをつなぎ、読み終えた後の行き先を整理しました。経理AIの記事から関連ガイドや事例へ進める導線が一例です。
  • 2026年10月7日:事例の形式の整備。 課題・実施内容・AIと人の役割を見つけやすくし、測定条件や苦労した点などを追加できる形式を用意しました。自社の仕訳自動化の事例で現在の説明を確認できます。未取得情報の収集完了を示すものではありません。
  • 2026年10月7日:記事の日付運用の整理。 公開日・本文更新日・情報確認日を分け、記事の構造化データ(Article)の更新日には本文更新日を使うよう修正しました。確認日だけを更新日として扱わない運用です。本記事の冒頭にも、公開日・更新日・情報確認日を表示しています。

この記録から学んだのは、説明や表示形式を揃える作業と、根拠となる情報の収集・成果の確認を分ける必要があることです。以下に、各変更の判断理由と応用方法を示します。

会社説明:主事業の説明を揃える

「株式会社hirostaは、中小企業向けAI業務改善・業務自動化支援を行う会社です」という説明を共通の設定にまとめました。トップ、会社概要、サービス、システム開発の案内と、検索エンジン向けの会社情報を同じ定義に合わせています。

判断理由は、ページごとに別の会社像が伝わることを避けるためです。文章の長さまで同じにする必要はありませんが、対象となるお客様、主な支援内容、対応範囲が矛盾しないことを優先しました。

自社HPで試すなら、まずトップ・会社概要・サービス紹介を並べて読み、「誰の、どんな困りごとを支援するか」が一致するか確認できます。検索向けの言葉を足すために、未提供のサービスを増やす必要はありません。

ガイド:全体の入口と、テーマ別の判断材料を分ける

AI業務改善ガイドを総合入口として作り、次の3テーマへつなぎました。

  • 経理AI:経理業務への活用と、導入前に確認すること
  • 書類処理AI:読み取り・転記に向く作業と、人の確認が必要なこと
  • 問い合わせ対応AI:分類・下書き・資料に基づく回答などの使い分け

総合ガイドは「何から始めるか」、テーマ別ガイドは「その業務に向くか」を判断する場所です。一方、業務別ページはhirostaの具体的な支援内容、サービス・料金は支援範囲・費用・契約条件を確認する場所として維持しました。

同じ説明を何ページにも増やすのではなく、読者が次に知りたいことに合わせて役割を分けています。自社HPでも、サービス説明と使い方の解説が混ざっているなら、ページを増やす前に、既存ページの役割を整理するところから始められます。

事例:実施内容と、AI・人の役割を見つけやすくする

事例一覧と詳細ページで、課題、実施内容、確認できた変化、使った技術、AIと人の役割を読みやすい順序に整理しました。顧客への「導入事例」と「自社での実践」は区別しています。この区分は以前からあり、今回新たに顧客実績へ置き換えたものではありません。

たとえば、AIによる仕訳の自動化は自社での実践です。AIが勘定科目を推定し、担当者が確認・承認してから登録する流れを説明しています。AIにすべて任せた成果として見せず、人が担う工程も判断材料にしています。

会社規模、導入期間、作業時間の測定条件、苦労した点などを、今後確認できたときに追加できる形式も整えました。ただし、形式を用意したことと、情報を収集・確認し終えたことは別です。 未取得の値を埋めたり、既存の数値から新しい削減率を算出したりしていません。

自社の事例でも、まず担当者が説明できる課題・工程・確認点を残し、数値は対象件数・期間・測定方法が分かってから追加できます。これらの業務改善事例は、今回のGEO/AEO対策の成果を示すものではありません。

内部リンク:読み終えた後の判断へつなぐ

記事・事例・業務ページから、関連するガイドへ戻れるリンクを追加しました。ガイドからも記事・事例へ進めるようにし、料金や相談先への案内を整理しています。

たとえば、経理AIの記事を読んだ後に、経理・書類処理のガイドで対象業務を確認し、事例で実際の工程を読み、サービスページで支援範囲を確認できます。

リンク数を増やすことが目的ではありません。「概要を知りたい」「実際の工程を見たい」「依頼条件を確認したい」という次の問いに、行き先を示すための変更です。既存の一覧やURLは維持し、読み終えたページから関連情報へ進めるかを見直しました。

3. 整備済みのことと、まだ確認できないこと

今回確認できたのは、会社説明の統一、総合・主要3テーマのガイド、関連リンク、事例の表示形式が公開されていることです。質問に答える記事の企画も既存資料に整理されていますが、企画があるだけで、すべての質問への記事が公開済みとは扱いません。

次の点は、今回の改修の成果として報告できる段階ではありません。

  • AI回答で会社名への言及やページの引用が増えたか
  • 検索やAI参照元からの訪問が増えたか
  • 相談や受注につながったか
  • 事例の未取得情報や測定条件が揃ったか

過去の検索・AI回答の調査と、改修前の期間を扱うアクセス分析の記録はあります。ただし、一時点の回答や期間・条件の異なる数値だけでは、今回の変更の効果は判断できません。改修前後の比較値や、当時の画面を推測で作ることはしていません。

4. 計測の準備状況と、これから確認すること

既存の観測・週次レポートを使い、変更したページ、変更内容、実際の公開日、比較する期間、集計条件を残す方針です。新しい計測の仕組みを増やす前に、今の記録で分かることと、取得できないことを分けます。

2026年10月8日に実装したことと、未実施のこと

2026年10月8日に、週次レポートへAI参照元別の訪問・相談成果を集計する処理を実装しました。この実装日と以下の準備状況は、非公開の変更履歴・運用記録を照合した自社の報告です。既存のアクセス解析を使い、対象期間、参照元、入口ページごとの訪問と、相談ボタンのクリック・フォームの送信成功を分けて確認する準備です。新しいタグやイベントを追加したものではありません。

実装時点の運用記録では、次の作業は未実施でした。

  • 認証済みの環境での新しい集計データの取得と、解析サービスの管理画面との照合
  • 定期取得する端末への反映と、週次分析の手順への反映

また、Bing Webmaster ToolsのAI関連指標は自社では未導入で、別途調査する予定です(#229)。AI回答での言及・引用の継続観測も未実施です(#228)。過去の一時点の調査と、改修後の効果を確かめる観測は分けています。

計測する処理の準備ができていることは、効果を確認できたことではありません。 この記事では実装日と未実施事項を報告し、実データでの取得・照合の完了や、流入・引用・相談の改善を報告するものではありません。

引用:会社名の言及、URLの提示、ページ引用を分ける

AI回答で会社名が出たこと、公式サイトへのリンクが出たこと、特定のページが回答の根拠として引用されたことを別々に記録します。サービス、質問文、日時、モデル表示、検索・ログインなどの条件も残し、指名質問と支援企業を探す質問を混ぜません。

今後の同条件の観測では、既存調査と比較できる項目だけを使います。Bingの引用計測は、自社環境での利用権限・機能・取得期間を確認するところから進めます。今回はAIサービスへの質問送信や管理画面の設定をしておらず、引用の増減は未確認です。

流入:確認できる参照元と訪問先を見る

実装した集計では、確認したAI参照元の一覧に一致する訪問だけを対象とし、入口ページ、セッション、対象期間を揃えて見る方針です。検索流入では指名・非指名の検索語も区別します。参照元不明の訪問を、AI経由と推測して足しません。

参照元が渡らない訪問は、AI経由かどうか判断できません。また、参照元が一覧に一致しても、その訪問の原因を証明するものではありません。集計処理があることと、実データの取得・照合や比較が完了していることは別です。未取得の値は0にせず、期間の境界や集計条件が異なる場合は、その違いを記録します。

相談:ボタンのクリックと送信成功を分ける

サイトには相談ボタンのクリックとフォームの送信成功を別々に計測する設定があります。クリックや完了画面の表示を、相談件数として扱いません。設定があることだけで、外部の解析サービスで受信・集計できているとは判断できないため、その確認も後続で行います。

引用されても訪問されるとは限らず、訪問されても相談につながるとは限りません。比較期間・条件は観測時に記録し、他の更新や少数のデータの影響も踏まえて、今回の改修が原因と断定しない方針です。現時点では、サイトの変更と流入・引用・相談の変化に因果関係があるかは分かりません。

5. 自社HPで応用するなら、1つの導線から

AI回答への利用を制限したいページがある場合は、公開ページの設定比較と確認手順をご覧ください。

まずは、会社説明から主要なサービスページ、関連する解説・事例、料金・相談先までをたどってみてください。説明が矛盾していないか、判断に必要な根拠があるか、次のページへ進めるかを確認できます。

hirostaも、今回の公開内容を検証の出発点として、観測できたことと未確認のことを分けて記録していきます。引用や相談の変化を確認できるまでは、この取り組みをGEO/AEOの成果事例として事例一覧へ追加しません。

現在の支援内容・料金はAI業務改善・業務自動化についての案内です。本記事に伴う新しいサービス・料金の追加はありません。AI引用、検索順位、相談増加を保証するものではありません。