社内で起きたこと:順番待ちが0件の日に作業が止まった

hirostaの社内の開発基盤では、AIが作業・確認し、人がラベルで着手と変更の取り込みを承認します。変更の取り込みの承認は、本番公開の承認も兼ねています。

定期の作業の一つに、「毎日1件、既存の記事・ページを一次情報で厚くする」作業があります。順番待ちの台帳の上から1件を選ぶ進め方です。

2026年10月14日、台帳の順番待ちが0件だったため、この作業が「対象ページを選べない」で停止しました。ラベルを付け直して再実行しても、同じ理由で再び停止しました。候補を補充するための調査を続けても、新しい候補は見つかりませんでした。

そこで本人が決めたのは、台帳と直近の補充調査を確認し、範囲内で使える候補がなければ「候補0件・今回は見送り」として、変更なしで正常に終えるという扱いです。この条件に当てはまる見送りには、新たな判断や再開の承認は要りません。

これはhirostaの社内で起きたことと、その後に決めた扱いです。お客様の導入実績や効果を示すものではありません。

任せる前に、見送りの条件と報告を決める

以下は、社内で決めた扱いを、定期作業の依頼や手順に書くために整理したものです。

対象0件を確かめられたら、見送りで終える

最初に、対象を選ぶ台帳、使ってよい範囲、対象にできる条件を指定します。hirostaの作業では、台帳と直近の補充調査を確認します。候補が見つからないからといって、保留の行を勝手に選んだり、対象を広げたりしません。

報告には、選べなかった理由、確認した台帳と調査、確認日を残します。「何もなかった」だけで終えず、どの範囲を確認して0件と判断したかを分かるようにします。

取得失敗や確認未了は、対象0件に含めない

対象がないことと、対象を調べられないことは分けます。次の条件を書いておけば、確認できていない状態を見送りに混ぜずに扱えます。

状態 終え方
台帳と必要な調査を読めて、指定範囲に使える候補がない 「候補0件・今回は見送り」と報告し、変更なしで正常に終える
台帳や前提を取得できない 停止し、取得できなかったものを報告する
通信・実行のエラーがある 停止し、エラーが起きた工程を報告する
安全性の問題がある 停止し、問題を解消するために必要な確認を示す
必要な確認が終わっていない、未解決の指摘がある 停止し、残った確認や指摘を示す

たとえば、台帳を開けなかった場合は候補数が分かりません。「読めないので0件」と報告してはいけません。停止した後の原因調査と再開は、AIに任せた作業が止まったときの確認手順で扱っています。

見送りを実績に数えず、同じ回をやり直さない

見送りは、その回の確認を正常に終えたという結果です。記事・ページを改善したことにはならないため、実施済みや品質向上の実績として数えません。

hirostaでは、見送った同じ回をやり直さず、次の通常の回で改めて候補を確かめると決めました。候補0件だけなら再開の承認は不要ですが、取得失敗や安全性の問題などで停止した回には、この扱いを使いません。

件数合わせの変更を禁止する

「毎日1件」のために、根拠のない追記や架空の結果を作ってはいけません。hirostaでは、件数合わせの追記、空の変更、記録のためだけのファイル変更も行わないと決めました。見送りの理由は報告に残し、そのためだけに記事や別のファイルを変えません。

依頼本文全体の書き方はAIに仕事を任せる依頼の書き方、担当者の判断を手順として残す方法はAIで業務マニュアルを作る手順を参照してください。この記事は、対象0件の日の終え方に絞っています。

見送りが続いたら、材料の補充を人が判断する

候補がないからといって、補充の調査を自動で出し続ける必要があるとは限りません。hirostaでは、候補の補充調査が続けて0件だったため、新しい材料が出るまで、補充の調査を自動では出さないことにしました。

業務に当てはめる際は、見送りが続いたときに誰が材料の有無を確認し、補充や対象範囲の見直しを判断するかを決めておきます。AIが件数を満たすために範囲を広げるのではなく、人が新しい材料と作業の目的を見て判断するための提案です。

当面の運用:仕組み本体の対応はまだ未導入

2026年10月14日時点では、仕組み本体は変更なしで終わった作業をまだ「停止」として扱います。そのため、作業を差配する人が結果を確かめ、上の「候補0件」だけに当てはまる場合に、理由を残して閉じています。本体の対応は依頼済みですが、まだ導入していません。

見送りの扱いを決めたことと、仕組みが自動で正常終了できることは別です。 今回の記録から、自動での正常終了や停止の減少を確認済みとは言えません。

社内のサイト運営全体の分担は、AIチームでサイトを運営した記録・第1回で紹介しています。

想定シナリオ:請求の確認で、対象がない日をどう扱うか

以下は架空の想定シナリオです。hirostaやお客様が導入・検証した記録ではありません。

担当者が、当日の確認対象の請求を台帳から選び、不足項目を確認する作業を自動化したとします。指定した台帳を読めて、対象期間と状態の条件に合う請求がなければ、「対象0件・今回は見送り」と報告して終えます。確認した台帳、対象期間・条件、確認日を記録します。

一方、台帳への接続に失敗した場合や、請求の確認が途中で終わった場合は停止です。保留中の請求を勝手に対象へ移したり、別の期間へ広げたりして件数を埋めません。見送った回を請求の処理実績に数えず、次の通常の回で対象を確かめます。

見送りが続いたら、担当者が新しい請求資料の有無や作業の対象範囲を確認し、材料の補充や条件の見直しを判断します。見送りを避けるためだけに、請求データを作成・変更しない条件も残します。

よくある質問

Q. 対象が0件なら、いつでも正常終了にしてよいですか? 指定した台帳や前提を取得でき、必要な確認が終わり、安全性の問題や未解決の指摘がないことが条件です。候補数が分からない状態は、対象0件として扱いません。

Q. 毎日作業する約束なら、代わりの対象を探すべきですか? 使ってよい範囲と対象条件の中で確認します。候補がなければ見送りにし、保留中の対象を選ぶ、範囲を広げる、件数合わせで変更する、といった対応はしません。補充や範囲の変更が必要かは人が判断します。

Q. hirostaでは、候補0件を自動で正常終了できていますか? 2026年10月14日時点では、本体の対応はまだ未導入です。作業を差配する人が結果を確認し、候補0件の条件だけに当てはまる場合に理由を残して閉じています。