1. 手本を決めて、見た目と文章を直した
手本はベイジ/枌谷力さんの資料に決めました。結論→問題提起→解決策→信頼→安心という順序と、カッコよさを目指さない考え方を参考にしています(参照日:2026-10-22)。
フォント、句読点、改行、数字の字間、言い回しはhirostaで決めました。その後、うちたさんのnoteを読み、メッセージの文の形、縦読みでの点検、判断事項の予告と回収を取り入れました(参照日:2026-10-24)。どちらも文章・図・デザイン・プロンプトは写していません。
社内の見本のメッセージ11本で、文末の句点や2文に切った形など18件を直し、指摘は0件になりました。
| 修正前 | 修正後 |
|---|---|
| ご検討の際によくいただく質問にお答えします。 | 誤送信や情報の扱いは、担当者の確認と御社名義の運用で防げます |
前置きだけの文を、伝えたい判断に変えた例です。個別案件の安全性を確認した結果ではありません。
2. スキルの中身と入れ方
proposal-deck-jaは、PowerPointの16:9と同じ338.67mm × 190.5mmのテンプレート12枚を使います。提案先・件名・日付・色・フォントはHTML先頭の1か所で差し替え、ページ番号は自動です。テンプレートはスクリプトや外部のフォント・画像を使いません。
材料を集め、不足する事実は推測せず「要確認」にします。HTMLより先に、全ページのタイトル・メッセージ・つながり・根拠の一覧で了承を得ます。 テンプレートの部品で組み、文面を点検し、PDF出力と全ページの画像確認を経て報告します。
導入は skills/proposal-deck-ja をエージェントのスキル用フォルダーへコピーします。同名フォルダーの上書きに注意してください。Python 3.9以上とローカルのChrome・Chromium・Edgeのいずれかが必要で、Pythonの追加依存はありません。READMEの入れ方とスライドの画像へ案内しています。
3. 組版とメッセージの決まり
見た目は白のほか3色まで、OS標準のゴシック体にそろえました。文字はメッセージ28pt、小見出し22pt、本文20pt、表と図18pt、注記15ptです。下の4割が空いたページは、装飾で埋めず配置を見直します。解決策には今と提案後の業務の流れを1枚入れ、自動の作業は塗り・太い枠・「自動」の文字で示します。
| 気になった点 | 組版で決めたこと |
|---|---|
| 句読点・閉じカッコが行頭に来る | line-break: strict で避ける |
| 見出しやメッセージが文節の途中で折れる | word-break: auto-phrase を指定する |
| 見出しの約物周辺が間延びする | 見出しだけ palt で詰める |
| 数字の前後まで字間が空く | text-autospace: ideograph-alpha で和文と欧文の間だけ空ける |
| 金額の桁を比べにくい | 右寄せと font-variant-numeric: tabular-nums を使う |
CSSやフォントによって見え方は変わるため、出力後に確かめます。
メッセージは句点を付けず、「A。B」と切らずに、事実と判断を1文に入れ、まず1行で書きます。「3つのポイント」「本資料では」やダッシュは使わず、隣り合う3枚で同じ文型を続けません。全体はメッセージだけを縦に読み、「だから」「なぜなら」でつながるか確かめます。結論で「ご判断いただきたいこと」を番号付きで予告し、最後に同じ番号で回収します。理由付きの詳しい一覧はデザインの決まりへまとめています。
4. 機械で点検し、人が読み直す
check_messages.py は句点・二段構え・ダッシュ・数え上げ・自己言及・長さ・文末の繰り返しを表示します。直す候補の表示であり、合否の判定ではありません。 修正前の例「記録をひとつに。未来の受付へ。」では、句点と二段構えが表示されます。
公開READMEの検証では、架空の相談メモ1件からストーリー一覧と12枚の作成例を作りました。テンプレートと作成例は各12ページのPDFになり、全ページを画像で確認済み、指摘は各0件です。社内の11本・18件とは別の記録です。
build_pdf.py は外部参照を拒否し、ページ数とスライド枚数が合わなければ保存しません。同名PDFも --force なしでは上書きしません。ただし枚数が合っても文字が枠外に隠れることがあり、文字切れや余白は全ページを見て確かめます。
公開用の初版も、全ページを読み直して表紙の扱い、メッセージの硬さ、下の空きを直しました。機械の指摘がなくても、「受付手順が担当者ごとに異なるため共通化から始めます」のような硬い文は残ります。言い回しを拾うのは機械、事実・判断・ページ間のつながりと読み心地を確かめるのは人、という分担です。
Windows・Linuxでの見た目は未確認です。出力はPowerPointで編集できる形式ではなく、実際の提案で受注や決裁にどんな影響があるかも測っていません。指摘0件を、提案の効果や品質の保証にはしません。